結露対策のオススメグッズ5選｜結露ができる原因と効果的な対策方法とは？

寒い時期になってくると、外気との温度差で発生しやすくなる結露。結露は放置すると、カビの原因となり、カビが発生することで様々な悪影響を及ぼします。そのため、結露が発生する時期に合わせて、できる限り結露対策はしておくのが好ましいと言えます。

そこで本記事では、結露が発生する原因や対策方法について解説します。合わせてオススメの結露対策グッズもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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結露が発生する原因

結露が発生する原因は、空気中の水蒸気量と温度の2つです。空気中には水蒸気が含まれていますが、空気が含むことのできる水蒸気量の上限（飽和水蒸気量）は、温度によって異なります。温度が低くなると、飽和水蒸気量も小さくなります。

室内の暖かい空気は、外気や窓ガラスなどの冷たいものに触れることで冷やされ、その結果、飽和水蒸気量も小さくなり、空気が含んでいた水蒸気量が飽和水蒸気量を超えて結露に至ります。

結露の対策方法

結露の対策方法について以下では解説します。

【結露の対策方法】

• 換気する
• 空気を循環させる
• 湿度を調整する
• 暖房はエアコンやヒーターを使用する

対策の根本的な目的は、飽和水蒸気量を超えないようにすることです。そのため、外気との温度差を少なくしたり、室内の湿度が高くなりすぎないようにしたりすることが重要になってきます。

換気する

換気を行うことで、室内の湿気を含む空気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れることができます。新鮮な空気は、水蒸気量が少ないため、結露が発生しにくくなるでしょう。

主な換気方法としては、以下のようなものが挙げられます。

• 窓を開ける
• 換気扇を回す

窓を開ける場合は、10～15分程度を目安に、しっかりと換気を行いましょう。換気扇を回す場合は、弱で回しっぱなしにしておくと、電気代を抑えつつ換気をすることができます。

冬場は窓を開けることで室温が下がってしまうため、窓を開ける時間は短めにしましょう。また、換気扇を回す場合は、暖房器具の近くの窓を開けておくことで、室温の低下を防ぐことができます。

空気を循環させる

空気を循環させることで、室内の温度差を小さくすることができます。室内の温度差が小さくなれば、空気の飽和水蒸気量が大きくなり、結露が発生しにくくなります。

空気を循環させるには、以下のような方法が挙げられます。

• 扇風機やサーキュレーターを利用する
• ドアや窓を開けて、風通しを良くする

扇風機やサーキュレーターを利用する場合は、窓際に設置し、窓の周りの空気を循環させましょう。ドアや窓を開けて風通しを良くする場合は、2ヵ所以上を開けて、空気の流れを作るようにしてください。

なお、サーキュレーターは、扇風機よりも風量が強く、空気を効率的に循環させることができますし、エアコンの暖房効率を高める効果もあります。

湿度を調整する

結露対策として「湿度を調整する」ことも、効果的な方法のひとつです。湿度が高いと、空気中に含むことのできる水蒸気量が多くなり、結露が発生しやすくなります。湿度を調整する方法には、具体的に以下のようなものが挙げられます。

• 除湿機を使用する
• エアコンのドライモードを使用する
• 衣類を乾燥する際は、室内に干さない

除湿機を使用する場合は、室内の湿度を60％以下に保つようにすると効果的です。また、エアコンのドライモードを使用する場合には、室内の湿度を50％以下に保ちましょう。なお、エアコンのドライモードは、室温が下がってしまうため、暖房器具と併用して使うのがオススメです。

暖房はエアコンやヒーターを使用する

エアコンやヒーターは、ストーブなどの燃焼系の暖房器具と比べて、水蒸気を発生させにくいため、結露が発生しにくいです。エアコンは、室内の空気を吸い込んで、熱交換機で暖めてから室内に送り出す仕組みであるため、燃焼系の暖房器具と比べて、水蒸気を発生させにくいという特徴があります。

また、暖房器具の近くの窓ガラスには、結露防止フィルムや結露吸水シートを貼るのも効果的です。

結露対策のオススメグッズ5選

ここまでの結露対策を踏まえて、以下では結露対策にオススメのグッズを5つご紹介します。

【結露対策のオススメグッズ5選】

• 結露防止シート
• 結露吸水テープ
• 結露防止剤
• 除湿器
• ウインドーラジエーター

結露と名のついた対策グッズは、基本的にどれも効果的です。他にも、除湿器など室内の湿度を調整するのに効果的なグッズを用いれば、結露の発生を根本から防げるようになるでしょう。

結露防止シート

結露防止シートとは、窓ガラスに貼り付けて、結露を防ぐためのシートです。窓ガラスと室内の空気の間に空気の層を作ることで、室内外の温度差を小さくし、結露を防ぐ仕組みをしております。

結露防止シートを貼ることで、結露を防ぎ、カビやダニの繁殖を抑えることができます。また、冬場には室内の温度が下がりすぎないようにする効果にも期待できるでしょう。貼ること自体は手間ではありますが、グッズ自体の効果は期待できるものがありますし、貼ってしまえば約2年は交換しなくても使えるため便利です。

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結露吸水テープ

結露吸水テープは、不織布や珪藻土などの水分を吸収する素材でできています。そのため、窓ガラスに貼り付けることで、結露した水分を吸収し、結露を防ぐことが可能です。

また、結露吸水テープは、粘着テープが付いているため、簡単に貼り付けられます。窓ガラスの凹凸や曲面にも貼り付けることもできるため、覗き防止の機能がある窓ガラスでも貼り付けやすいでしょう。

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結露防止剤

結露防止剤とは、窓ガラスやサッシなどにスプレーや塗料などで塗布することで、結露を防ぐための製品です。結露防止剤には、水をはじく性質を持つ撥水タイプと、水分を吸収することで結露を防ぐタイプの2種類があります。

なお、結露防止剤は、一定の結露対策の効果が見込める製品ではありますが、必ずしも結露を完全に防ぐことができるわけではありません。結露を発生させる条件が整いすぎていれば、水分の吸収が追い付かずに結露してしまうことも考えられます。そのため、結露を完全に防ぐためには、換気や空気の循環、湿度調整などの対策も併せて行うことが大切です。

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除湿器

除湿器は、空気中の水分を除去する機器です。除湿器を使用すると、室内の湿度を下げることができるため、結露を防ぐ効果があります。

除湿器には、熱交換器で空気を冷却し、水分を凝結させて除去するコンプレッサー式と、吸湿剤で空気中の水分を吸収して除去するデシカント式の2種類が存在します。デシカント式は、コンプレッサー式に比べて除湿能力は低いですが、静音性が高いのが特徴です。

製品によって除湿能力は異なるため、十分な結露対策を実行したい場合には、除湿能力の高い製品を選ばなくてはいけません。部屋の広さや使用人数に合わせて、適切な除湿能力の製品を選びましょう。

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ウインドーラジエーター

ウインドーラジエーターとは、窓下に設置する暖房器具の一種です。窓からの冷気を暖かい空気で押し上げることで、暖房効率を高め、結露を抑制する効果があります。

また、ウインドーラジエーターは窓下に設置するだけで使用可能です。取り付けも簡単で、電源コードをコンセントに差し込むだけで使用できます。他のグッズと比べると価格が多少高めの設定となっておりますが、その効果については十分期待できるため、利用する価値はあると言えます。

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まとめ

結露は、飽和水蒸気量が上限を超えることで発生します。飽和水蒸気量は空気の温度が下がると小さくなるため、湿度が高くて気温が低い場合には結露が発生しやすくなります。つまり、寒い季節に室内の温度と湿度を高めていると、外気との差によって結露が発生しやすいのです。

以上のことを踏まえたうえで、それらに対する策を講じることが結露対策に繋がると言えます。結露対策には、換気や湿度調整、エアコンの使用といった対策方法があり、これらを実施することで結露を防げる可能性が高まります。

結露は、カビの発生に繋がり、場合によってはそのカビが悪影響を及ぼして喘息等の症状を引き起こすことが考えられます。そのような事態を起こさないためにも、前もって結露対策をしておきましょう。