WiFi

公開日 2024.02.28
最終更新日 2024.10.31

WiFiのパスワードは初期設定のままでセキュリティの問題ない?変えないリスクを解説

 

リモートワークが普及した昨今、自宅のWiFiに接続して業務をする方が増えています。会社の情報を扱うパソコンは、セキュリティ面に配慮してリスク管理をすることが大切です。またプライベートで利用する場合でも、アカウント乗っ取りや不正アクセスを回避するための対策が必要になります。

 

WiFi接続のセキュリティを向上させるには、パスワードを初期設定から変更しましょう。本記事では、初期設定のままにしておくリスクと変更する方法についてまとめました。安全にインターネットを利用するために、参考にしてみましょう。

 

※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。

※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。

 

WiFiパスワードを初期設定のままにしておくリスク

 

WiFiルーターは、インターネットに接続するための重要な機器です。しかし初期設定のままにしておくと、誰でも予想できるようなパスワードやSSIDが設定されています。変更せずに利用していると、自宅のWiFiが悪用されたり、個人情報が盗まれたりするリスクが高くなります。

 

ここでは、WiFiパスワードを初期設定のままにしておくと、どのような危険があるのか具体的に以下の点を解説します。

 

  • 個人情報を盗まれる
  • SNSなどのIDやパスワードを盗まれる
  • 情報漏洩やウィルスに感染する
  • データが消失する

 

関連動画ではハッキングのリスクについて、紹介しています。アカウント乗っ取りや高額請求といった被害に遭わないためにも、チェックしておきましょう。

 

関連動画:ハッキングされてない??

 

個人情報を盗まれる

WiFiルーターの初期設定のパスワードは、一定のルールで作られていることが多く、攻撃者に簡単に推測される可能性があります。攻撃者がWiFiルーターにログインすると、あなたがWiFiを使ってインターネットにアクセスするときの通信内容を傍受したり、改ざんしたりことも容易です。つまりあなたの個人情報やクレジットカード情報、オンラインバンキングの情報などが盗まれる危険があります。

 

SNSやオンラインショップのIDやパスワードを盗まれる

WiFiルーターの初期設定のSSIDは、メーカー名や製品名が含まれていることが多く、攻撃者にWiFiルーターの型番やファームウェアのバージョンなどが分かってしまいます。これらの情報を使って攻撃者は、WiFiルーターの管理画面にログインするIDやパスワードを調べるかもしれません。

 

管理画面にログインできたら、攻撃者はWiFiルーターの設定を変更したり、DNSサーバーを偽装したりすることも可能です。そのためSNSやオンラインショップにログインするとき、偽のサイトに誘導されたり、IDやパスワードを盗まれたりするリスクも考えられます。

 

情報漏洩やウィルスに感染する

WiFiルーターの初期設定のままにしておくと、WiFiの電波が近隣に漏れてしまうケースが少なくありません。これを利用して、攻撃者はあなたのWiFiに無断で接続しやすくなるのです。

 

無断で接続されると、インターネットの速度が遅くなったり、通信量が増えたりするだけでなく、あなたのネットワーク内にあるパソコンやスマートフォンなどの機器に侵入こともできます。その結果、情報漏洩やウィルス感染などの攻撃を受けるかもしれません。

 

ウイルスに感染した場合、個人情報の流出や遠隔操作、盗撮・盗聴といったリスクがあります。もし「処理速度が遅くなった」「身に覚えのない発信・送信履歴やポップがある」と感じたら、注意が必要です。

 

犯罪行為に関わってしまう

攻撃者はあなたのWiFiを使って、違法な行為を行う可能性もあります。違法な動画のアップロードや違法な情報の発信など、どのように悪用されるか考えると恐ろしいものです。

 

知らない間に悪用されたとしても、被害者は発信元を探り犯人を特定しようとします。そのため「違法行為の犯人」だと、疑われる可能性があるのです。

 

データが消失する

SSIDやパスワードを初期設定のままにしておくと、WiFiルーター自体が攻撃の対象になることもあります。WiFiルーターには、ファームウェアというソフトウェアが入っており、動作を制御しています。悪意のある第三者はWiFiルーターにログインして、ファームウェアを書き換えたり、消去したりすることも可能です。

 

データが書き換えられると「WiFiルーターが正常に動作しない」「設定が初期化された」といった状態になることもあります。場合によってはバックアップや同期したデータでも消えるため、困ってしまうでしょう。

 

WiFiのパスワードを変更する方法

 

WiFiのパスワードを変更すると、不正なアクセスを防ぐことができます。パスワードの変更方法は、所有しているデバイスによって異なるので、一般的な手順をまとめました。

 

【WiFiパスワードの変更方法】

  1. 所有しているルーターのアカウントにログインする
  2. 詳細設定のページを開く
  3. 管理画面またはシステム設定に進む
  4. 「管理パスワード」に新しいパスワードを入力する
  5. 「設定」をクリックして画面を閉じる

 

上記の手順で、WiFiのパスワードを変更できます。ただし「所有しているルーター名 パスワード変更方法」で、一度検索してみてください。より適切な変更方法を調べるのに役立ちます。パスワードを変更したら、ネットワークに再接続できるかを確認しましょう。

 

不正接続されにくいWiFiのパスワードとは

 

WiFiの「予想しやすいパスワード」「利用頻度の高いパスワード」だと、特定されやすく不正に使われたり、情報を盗まれたりする危険があります。そのため、特定されにくいWiFiのパスワードに変更することが大切です。以下の点に注意して、パスワードを設定しましょう。

 

【不正接続されにくいWiFiパスワード】

  • 8文字以上
  • 大文字と小文字のアルファベット、数字、記号を組み合わせている
  • 自分の名前や誕生日など、個人情報に関係するものにしない
  • パスワードを定期的に変更している

 

「忘れないように」と考えて、覚えやすいパスワードを設定したくなるかもしれません。しかし覚えやすい簡単なパスワードは、第三者から特定される可能性も高くなります。設定しているパスワードを見直して、必要に応じて変更しましょう。

 

まとめ

WiFiパスワードを初期設定のままにしていると、第三者にハッキングされやすくなります。攻撃的な相手だと、アカウント乗っ取りやウイルス感染、違法行為の踏み台にされる可能性もあるため注意が必要です。

 

WiFiの不正接続を防ぐために、8文字以上かつ大文字小文字の組み合わせでパスワードを設定しましょう。その際に、自分の誕生日や電話番号を入力するのはNGです。

 

WiFiのセキュリティ面に配慮して、自宅でも安心してインターネットが使えるようにしましょう。

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