公開日 2024.05.02
最終更新日 2025.03.19

WiFiルーターの通信速度はどのくらい?用途別の速度目安も解説
目次
WiFiルーターを利用していて、なんだか通信が遅くストレスだと感じた経験のある人は少なくないでしょう。
通信には速度があり、これが遅いと端末の表示や動作も遅くなってしまうため、不便さを覚える原因となってしまいます。しかし一方で、自分の通信環境における速度がどのくらい遅いのか、どう改善すれば良いのかわからないという場合も多いです。
本記事ではWiFiルーターの通信速度について、そもそも通信速度とは何か?ということから、一般的な速度の目安、速度の改善方法などを解説します。参考にして、現在の通信環境を改善する助けにしてください。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
WiFiルーターの最大通信速度とは

WiFiルーターの通信速度とは、1秒あたりにやり取りできる情報量のことです。これが大きいと情報量に対して処理するスピードが早くなり、結果として動作が軽いと感じられるのです。逆に遅ければ、動作が重いと感じられてしまいます。
通信速度には、理論値と実測値があります。より重要なのは、実測値の方です。
理論値とは、通信に対し相応しい環境が整っていれば、最高でこのくらいの速度が出るという目安となる速度です。一般的にカタログなどに載っている通信速度は、理論値の方になります。一方で実測値とは、実際に機器を使用して観測された値です。そのため、現実として利用する際は、実測値に近い速度になると考えておきましょう。
「上り」と「下り」の違い
通信速度の話にはしばしば「上り」「下り」という言葉が出てきますが、端的に言うとこれらはデータのアップロード・ダウンロードに対する速度のことです。通信速度は常に一定なわけではなく、上りと下りでやや差がつくのが一般的です。
どちらも大切ではありますが、一般的には下りのスピードによって通信に対する快適さが変わります。上りが重要となるのはデータをアップロードしたり、オンライン会議などリアルタイムでの通信を続けたりするときなどですが、下りの場合はリアルタイム通信だけでなく、Webサイトの閲覧やオンラインゲーム、動画視聴などほとんどすべてのアクションに大きく関わります。
そのため、どちらかといえば下りの方のスピードを重要視した方が良いでしょう。
WiFiルーターの通信速度の目安

WiFiルーターにおいて、必要な通信速度の目安は、端末の使用目的によって異なります。一般的に快適と感じられる通信速度は、以下の通りです。
用途
快適な通信速度の目安
動画の視聴
(Youtubeの場合)
720HD:3Mbps
1080HD:5Mbps
4K:20Mbps以上
*すべて下り
オンラインゲーム
通常のゲーム:30MBps
FPS:70Mbps
*すべて下り
Web会議
上り:5Mbps
下り:10~30Mbps
(画質は標準とする)
なお、上の項目は端末の使用目的の中でも、特に通信速度が重要視されるアクションです。Webの閲覧やSNSの利用などは上の項目ほど通信速度を必要としないため、表の水準をクリアできれば困ることはほぼありません。
動画視聴がメインの場合の目安
動画視聴をメインとする場合、快適に視聴するには下りで3~20Mbpsの速度が必要です。
具体的な数値は画質によっても左右され、低画質ほど低い速度で済みます。逆に高画質の場合は、20Mbps以上の速度が要求されます。速度を判断する際は、普段自分が視聴している画質の設定にも注目しましょう。
なお、動画の視聴で重要になるのは専ら下りです。上りの数値が重要となるのは、自分が動画を配信する側に回ったときだけです。視聴のみであれば、上りの速度を気にする必要はほぼありません。
オンラインゲームがメインの場合の目安
オンラインゲームがメインの場合も、下りの速度が重要になり、目安は30Mbpsです。これを下回るほど快適さは下がっていき、速度によっては普通の操作も難しくなってしまうケースが考えられます。できるだけ30Mbps以上を保つようにしましょう。
さらに、FPSになるとタイムラグがゲームの進行に即影響するため、より速度が要求されます。具体的には、70Mbpsほどの速度が必要となるため、やりたいゲームに合わせて必要速度の認識を変えましょう。
なお、オンラインゲームにおいて上りが重要なのはゲームを配信する場合です。プレイするだけであれば、下りに注意を払っておけば、上りはほぼ気にしなくても構いません。
ZOOMなどWeb会議がメインの場合の目安
ZOOMなどWeb会議がメインの場合は、上りで5Mbps、下りで10~30Mbpsの速度が必要です。会議する媒体にも多少左右されますが、上の数値を目安として通信速度を設定すれば、不便さを感じるケースは少ないでしょう。
オンライン会議の場合、映像・音声のやり取りが相互関係となるため、下りだけでなく上りも重要です。速度改善を図る場合は、上りの数値も見なければいけないことを頭に入れておいてください。
WiFiの通信速度を調べる方法

WiFiの通信速度は、以下のURLからアクセスできるツールで測定できます。
まずは測定したい端末で、測定したいWiFiに繋いだ状態にしてください。そのうえでツールにアクセスすると、自動で通信速度が計測されていきます。計測が完了すると、以下のような画面になります。

画面中心のもっとも目立つ数値が、下りの速度です。このツールでは「上りより下りの方が一般的に重要」という考え方の元、下りの数値をメインに出してくれます。上りは右下の「アップロードスピード」の部分に表示されるため、上りの計測も可能です。
まとめると、まずはメインの使用目的から必要な速度を知ることです。その後本ツールにて現在の速度を計測し、推奨速度を下回っている場合は改善の必要があります。
WiFiルーターの通信速度を改善する方法

WiFiルーターの通信速度改善が必要な場合には、以下のような手段があります。
- IPv6 IPoE対応の端末を使用する
- Wi-Fi 6対応の端末を使用する
- 中継機を併用する
状況によってどれが必要になるかが異なるため、むやみにすべてを導入すると、余計なコストがかかってしまいます。自分に合った改善策を利用しましょう。
IPv6 IPoE対応の端末を使用する
IPv6 IPoE対応の端末を利用するのは、通信速度の改善策として有効です。
IPv6とは、IPアドレスのバージョンのことです。現在主流なのはIPv4ですが、IPv6が新たに開発され、現在完全普及が目指されています。そして普及に伴い、新たな接続方法が利用可能になりました。これがIPoEです。
大きな違いは、モデムやブロードバンドルーターなどの機器を経由しないことです。IPv4の通信規格ではネット接続の際必ずルーターなどの機器が中継に入りますが、IPv6では端末を直接ネットに繋げるため、中継機器が減り、その分通信速度が上がります。
WiFi 6対応の端末を使用する
WiFi 6対応の端末を使用し、WiFi6で通信するのも速度改善に有効です。WiFi6とはWiFiの最新規格であり、現在主流となっているWiFi5と比べ、1.4倍の速度を出すことが可能です。
ただしWiFi6を使用するには、端末・ルーター共にWiFi6に対応している必要があります。どちらか片方でも対応していなければ、繋がる規格はWiFi5以下の方になってしまうため、WiFi6のスピードは出なくなります。そのため、端末などを買い替えるタイミングで導入するのがオススメです。
中継機を併用する
ルーターとの距離がネックとなっている場合、WiFi中継器を利用するのが有効な改善策です。
WiFiルーターの性能に問題がなくとも、端末との距離が離れたり、間に壁などの障害物がいくつもあったりする状態だと、電波が弱まり通信速度が遅くなりがちです。そこでWiFi中継器を利用すると、WiFiの電波を受けて端末への中継をしてくれるため、疑似的にルーターが近くにある状態となり通信速度の改善が見込めます。
WiFi中継器にも種類があるため、導入の際は自分の状況に合ったものを選びましょう。
WiFiレンタルなら「WiFiレンタルどっとこむ」がオススメ

通信速度を今すぐ手軽に改善したいという場合は、WiFiレンタルどっとこむでWiFiルーターをレンタルするのがオススメです。WiFiレンタルどっとこむはさまざまな機器を取り揃えているため、容量無制限で5Gの速さが出せる機器を選べば、快適な通信が可能です。また、モバイル型のルーターもレンタルしているため、利用すれば場所を問わず端末を使えます。ひいては、固定回線のルーターから離れた場所でも快適に端末を利用できるため、WiFi中継器の無理な導入も必要ありません。
以下のURLより申し込みいただくと、料金が最大35%オフとなるため、お得なのも魅力です。ぜひご利用ください。
まとめ
WiFiルーターを使用する際は、通信速度と使用目的が噛み合っていることが大切です。もしも使用目的の水準に速度が達していなければ、端末使用時に不便を感じることになります。
ただし、不便をそのままに諦めるしかないというわけではありません。速度改善の方法はいくつかあるため、自分に合った方法で通信速度を改善すれば、快適な通信環境を作れるでしょう。
WiFiルーターを利用していて、なんだか通信が遅くストレスだと感じた経験のある人は少なくないでしょう。
通信には速度があり、これが遅いと端末の表示や動作も遅くなってしまうため、不便さを覚える原因となってしまいます。しかし一方で、自分の通信環境における速度がどのくらい遅いのか、どう改善すれば良いのかわからないという場合も多いです。
本記事ではWiFiルーターの通信速度について、そもそも通信速度とは何か?ということから、一般的な速度の目安、速度の改善方法などを解説します。参考にして、現在の通信環境を改善する助けにしてください。
※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。
※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。
WiFiルーターの最大通信速度とは
WiFiルーターの通信速度とは、1秒あたりにやり取りできる情報量のことです。これが大きいと情報量に対して処理するスピードが早くなり、結果として動作が軽いと感じられるのです。逆に遅ければ、動作が重いと感じられてしまいます。
通信速度には、理論値と実測値があります。より重要なのは、実測値の方です。
理論値とは、通信に対し相応しい環境が整っていれば、最高でこのくらいの速度が出るという目安となる速度です。一般的にカタログなどに載っている通信速度は、理論値の方になります。一方で実測値とは、実際に機器を使用して観測された値です。そのため、現実として利用する際は、実測値に近い速度になると考えておきましょう。
「上り」と「下り」の違い
通信速度の話にはしばしば「上り」「下り」という言葉が出てきますが、端的に言うとこれらはデータのアップロード・ダウンロードに対する速度のことです。通信速度は常に一定なわけではなく、上りと下りでやや差がつくのが一般的です。
どちらも大切ではありますが、一般的には下りのスピードによって通信に対する快適さが変わります。上りが重要となるのはデータをアップロードしたり、オンライン会議などリアルタイムでの通信を続けたりするときなどですが、下りの場合はリアルタイム通信だけでなく、Webサイトの閲覧やオンラインゲーム、動画視聴などほとんどすべてのアクションに大きく関わります。
そのため、どちらかといえば下りの方のスピードを重要視した方が良いでしょう。
WiFiルーターの通信速度の目安
WiFiルーターにおいて、必要な通信速度の目安は、端末の使用目的によって異なります。一般的に快適と感じられる通信速度は、以下の通りです。
用途 |
快適な通信速度の目安 |
動画の視聴 (Youtubeの場合) |
720HD:3Mbps 1080HD:5Mbps 4K:20Mbps以上 *すべて下り |
オンラインゲーム |
通常のゲーム:30MBps FPS:70Mbps *すべて下り |
Web会議 |
上り:5Mbps 下り:10~30Mbps (画質は標準とする) |
なお、上の項目は端末の使用目的の中でも、特に通信速度が重要視されるアクションです。Webの閲覧やSNSの利用などは上の項目ほど通信速度を必要としないため、表の水準をクリアできれば困ることはほぼありません。
動画視聴がメインの場合の目安
動画視聴をメインとする場合、快適に視聴するには下りで3~20Mbpsの速度が必要です。
具体的な数値は画質によっても左右され、低画質ほど低い速度で済みます。逆に高画質の場合は、20Mbps以上の速度が要求されます。速度を判断する際は、普段自分が視聴している画質の設定にも注目しましょう。
なお、動画の視聴で重要になるのは専ら下りです。上りの数値が重要となるのは、自分が動画を配信する側に回ったときだけです。視聴のみであれば、上りの速度を気にする必要はほぼありません。
オンラインゲームがメインの場合の目安
オンラインゲームがメインの場合も、下りの速度が重要になり、目安は30Mbpsです。これを下回るほど快適さは下がっていき、速度によっては普通の操作も難しくなってしまうケースが考えられます。できるだけ30Mbps以上を保つようにしましょう。
さらに、FPSになるとタイムラグがゲームの進行に即影響するため、より速度が要求されます。具体的には、70Mbpsほどの速度が必要となるため、やりたいゲームに合わせて必要速度の認識を変えましょう。
なお、オンラインゲームにおいて上りが重要なのはゲームを配信する場合です。プレイするだけであれば、下りに注意を払っておけば、上りはほぼ気にしなくても構いません。
ZOOMなどWeb会議がメインの場合の目安
ZOOMなどWeb会議がメインの場合は、上りで5Mbps、下りで10~30Mbpsの速度が必要です。会議する媒体にも多少左右されますが、上の数値を目安として通信速度を設定すれば、不便さを感じるケースは少ないでしょう。
オンライン会議の場合、映像・音声のやり取りが相互関係となるため、下りだけでなく上りも重要です。速度改善を図る場合は、上りの数値も見なければいけないことを頭に入れておいてください。
WiFiの通信速度を調べる方法
WiFiの通信速度は、以下のURLからアクセスできるツールで測定できます。
まずは測定したい端末で、測定したいWiFiに繋いだ状態にしてください。そのうえでツールにアクセスすると、自動で通信速度が計測されていきます。計測が完了すると、以下のような画面になります。
画面中心のもっとも目立つ数値が、下りの速度です。このツールでは「上りより下りの方が一般的に重要」という考え方の元、下りの数値をメインに出してくれます。上りは右下の「アップロードスピード」の部分に表示されるため、上りの計測も可能です。
まとめると、まずはメインの使用目的から必要な速度を知ることです。その後本ツールにて現在の速度を計測し、推奨速度を下回っている場合は改善の必要があります。
WiFiルーターの通信速度を改善する方法
WiFiルーターの通信速度改善が必要な場合には、以下のような手段があります。
- IPv6 IPoE対応の端末を使用する
- Wi-Fi 6対応の端末を使用する
- 中継機を併用する
状況によってどれが必要になるかが異なるため、むやみにすべてを導入すると、余計なコストがかかってしまいます。自分に合った改善策を利用しましょう。
IPv6 IPoE対応の端末を使用する
IPv6 IPoE対応の端末を利用するのは、通信速度の改善策として有効です。
IPv6とは、IPアドレスのバージョンのことです。現在主流なのはIPv4ですが、IPv6が新たに開発され、現在完全普及が目指されています。そして普及に伴い、新たな接続方法が利用可能になりました。これがIPoEです。
大きな違いは、モデムやブロードバンドルーターなどの機器を経由しないことです。IPv4の通信規格ではネット接続の際必ずルーターなどの機器が中継に入りますが、IPv6では端末を直接ネットに繋げるため、中継機器が減り、その分通信速度が上がります。
WiFi 6対応の端末を使用する
WiFi 6対応の端末を使用し、WiFi6で通信するのも速度改善に有効です。WiFi6とはWiFiの最新規格であり、現在主流となっているWiFi5と比べ、1.4倍の速度を出すことが可能です。
ただしWiFi6を使用するには、端末・ルーター共にWiFi6に対応している必要があります。どちらか片方でも対応していなければ、繋がる規格はWiFi5以下の方になってしまうため、WiFi6のスピードは出なくなります。そのため、端末などを買い替えるタイミングで導入するのがオススメです。
中継機を併用する
ルーターとの距離がネックとなっている場合、WiFi中継器を利用するのが有効な改善策です。
WiFiルーターの性能に問題がなくとも、端末との距離が離れたり、間に壁などの障害物がいくつもあったりする状態だと、電波が弱まり通信速度が遅くなりがちです。そこでWiFi中継器を利用すると、WiFiの電波を受けて端末への中継をしてくれるため、疑似的にルーターが近くにある状態となり通信速度の改善が見込めます。
WiFi中継器にも種類があるため、導入の際は自分の状況に合ったものを選びましょう。
WiFiレンタルなら「WiFiレンタルどっとこむ」がオススメ
通信速度を今すぐ手軽に改善したいという場合は、WiFiレンタルどっとこむでWiFiルーターをレンタルするのがオススメです。WiFiレンタルどっとこむはさまざまな機器を取り揃えているため、容量無制限で5Gの速さが出せる機器を選べば、快適な通信が可能です。また、モバイル型のルーターもレンタルしているため、利用すれば場所を問わず端末を使えます。ひいては、固定回線のルーターから離れた場所でも快適に端末を利用できるため、WiFi中継器の無理な導入も必要ありません。
以下のURLより申し込みいただくと、料金が最大35%オフとなるため、お得なのも魅力です。ぜひご利用ください。
まとめ
WiFiルーターを使用する際は、通信速度と使用目的が噛み合っていることが大切です。もしも使用目的の水準に速度が達していなければ、端末使用時に不便を感じることになります。
ただし、不便をそのままに諦めるしかないというわけではありません。速度改善の方法はいくつかあるため、自分に合った方法で通信速度を改善すれば、快適な通信環境を作れるでしょう。