WiFi

公開日 2023.11.27
最終更新日 2025.02.19

海外のフリーWiFiは危険?安全にWiFiを使用するオススメの方法とは?

海外でインターネットを使用するためには、WiFiレンタルサービスや海外用のSIMを購入、フリーWiFiといった方法があります。中でもフリーWiFiは、事前準備なしで手軽にネットを使える方法として、国内外で多くの方が利用されたことがあるかと思います。しかし、フリー=無償提供であるということは、リスクも自己責任となりますので、大きなリスクを負うことのないよう、正しい使い方と、知識を学びましょう。

 

本記事では、フリーWiFiの危険性や、海外で安全に使用する方法を解説します。さらに、フリーWiFi以外に安心して使用できる通信方法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

 

※本記事は、記事に記載の事業主の広告を含んでいます。

※本記事の作成は当社自身がその判断により行っており、当該事業主の意向が反映されることはありません。

 

海外のフリーWiFiは危険?

海外でインターネットに接続するためには、WiFiレンタルやeSIM・SIMカードの購入、フリーWiFiといった環境が必要です。中でも、空港やカフェなどで完備されているフリーWiFiを使用すれば、事前準備なしで手軽にインターネット環境に接続できます。使用料に関しても公共施設などでは、無償提供が多く、カフェやホテルでも同施設内のサービスを受けることで使用可能になるものが多いため、無償、もしくは安価で済みます。

 

しかし、フリーWiFiの中には、悪意ある第三者がサイバー攻撃をおこなうための“偽フリーWiFi”が飛んでいることがあります。サイバー攻撃目的のフリーWiFiに接続してしまうと、情報漏洩やウィルス感染といった状況になりかねません。

 

これは海外のフリーWiFiに限ったことではなく、日本でもあり得ることです。フリーWiFiの利用はリスクが伴うことを理解し、安全に使用できるように対策していきましょう。

 

海外のフリーWiFiを使用するリスク

海外で接続するものをはじめとして「フリーWiFiを使用するリスク」には、主に以下の2つが考えられます。

 

  • ハッキング
  • ウィルス感染

 

これらのサイバー攻撃の被害にあうと、使用しているデバイス内の個人情報やクレジットカード情報が漏洩する可能性があります。それぞれのリスクについて、くわしく解説します。

 

ハッキング

サイバー攻撃目的の悪意あるフリーWiFiを使用すると、ハッキング被害を受ける可能性があります。サイバー攻撃としてのハッキングとは、デバイス(パソコン・スマートフォン・タブレットなど)やネットワークを通じてプログラム内に侵入し、情報の抜き取りや内部情報を不正に書き換えなどを行うことです。

 

ハッカー(ハッキングを行う悪意ある第三者)は、貴方が海外の悪意のある偽フリーWiFiに接続することで、デバイス内の情報にアクセスすることができます。

 

スマートフォンやタブレット・ノートパソコンに含まれているクレジットカード情報や個人情報だけでなく、会社のファイルで保存している機密データなどを漏洩する可能性や、SNSアカウントの乗っ取り被害にあう可能性があります。

 

ウィルス感染

海外のフリーWiFiを使用するリスクに、ウィルス感染が挙げられます。ウィルスは、フリーWiFiやそのネットワークを通じて「使用しているデバイスのセキュリティプログラムの欠陥や、不具合から入り込む」といった経路で感染するのが特徴です。

 

デバイスがウィルス感染した際には、動作が重くなる・金銭要求狙いのポップアップが表示される・データが消えるといった被害の可能性があります。

 

海外で使用できるフリーWiFiの中でも、サイバー攻撃目的の偽フリーWiFiや、に潜り込んでウィルス感染を引き起こそうとしているフリーWiFiに接続すると、感染してしまいます。

 

海外のフリーWiFiを安全に使用する方法

では、今使おうとしているフリーWiFiは危険なのか?

ここを見分け、安全なフリーWiFiを選択することが重要です。海外のフリーWiFiを安全に使用するには、以下の2つのポイントに注意して選択・利用することが大切です。

 

  • 暗号化されているフリーWiFiを使用する
  • VPNを利用する

 

フリーWiFiを使用する際には、サイバー攻撃を受けないよう、安全に使用する方法を知り対策をおこない利用するようにしましょう。

 

暗号化されているWiFiスポットのみ使用する

海外のフリーWiFiを安全に使用するためには、暗号化されているWiFiスポットのみの使用を徹底しましょう。通信の内容を、他人が解読できない文字列で送受信することを暗号化といいます。

 

暗号化されているフリーWiFiに接続するにはパスワードが必要です。また、WiFi設定画面で鍵マークがついているかどうかで、見分けがつきます。ホテルやカフェといった施設に設置されているフリーWiFiは、集客のために設置しており、施設内のサービスを受けることで利用可能になる場合が多いため、比較的安全だといえます。

ただし、利用する際に必要なパスワードさえわかれば、通信内容のハッキングが可能なため、100%安全とは言い切れませんので、店舗の利用者しかパスワードを確認できないような、できる限りパスワードが公開されていない暗号化されたフリーWiFiを使用するようにしましょう。

特に、店舗に入るとパスワードが掲示されている(サ―ビスを受けなくてもその場にいれば使用できる)ようなものは避けるようにしましょう。

 

VPNを利用する

VPNを使用すると、フリーWiFiの安全性をより高めた状態でインターネットが使用できます。そもそもVPNとは、アプリなどを使用して自分専用のネットワークを構築し、通信情報を暗号化できる方法です。

 

海外旅行では、日本で購入した(無料でダウンロードした)スマホアプリを使用する際、対応しているVPNを使用しなければ利用できない場合もあります。日常から利用するアプリを、海外でも利用したい場合は、渡航前に確認しておくようにしましょう。VPNには無料版と有料版がありますが、より強固なセキュリティを確保するためには有料版の使用がオススメです。

 

海外でのフリーWiFi以外の通信方法

海外でインターネットを使用する方法は、フリーWiFiだけではありません。WiFiレンタル・SIMカードの購入・eSIMといった通信方法もあります。それぞれのメリット・デメリットを一覧でまとめました。

 

メリット

デメリット

WiFiレンタル

  • 1台レンタルすれば複数のデバイスを繋げられる
  • 利用想定に合わせて、プランが選べる
  • 安全性が高い
  • サポートが充実している
  • 荷物が増える 

SIMカード

  • 現地でも調達できる
  • 荷物にならない
  • SIMフリーデバイスが必要になる   
  • 設定方法が複雑な場合があり、購入後利用できないケースもある

eSIM

  • SIMカード入れ替えの必要がない
  • 現地でも申し込みできる
  • 荷物にならない
  • SIMフリー、eSIM対応のデバイスが必要になる
  • 申し込みと設定にインターネット環境が必要なことが多い

※デバイスとは、スマートフォンやタブレットなどの端末のことです。

 

通信方法ごとにメリット・デメリットが異なるため、ご自身が使用しやすいと感じる通信方法を使用するのがよいでしょう。

 

上記の通信方法の中でもWiFiレンタルは、複数デバイス・複数人で使用できるといった大きなメリットがあります。通常のWiFiに繋ぐ操作に慣れていれば簡単に使用開始できるため、オススメの方法です。

 

それぞれの通信方法の概要とメリット・デメリット、どのような人にオススメの方法かを解説していきます。

 

WiFiレンタル

WiFiレンタルとは、渡航先の国専用(複数ヵ国で利用できるものもあり)のWiFi機器をレンタルするサービスのことです。オンラインなどでWiFiをレンタルする申し込みをおこない、手元に届いたWiFiを渡航先に持ち込み、インターネットへの接続を可能にします。

 

WiFiレンタルの大きなメリットは、1台のWiFiで複数デバイスに繋げられるところです。家族や友人など、複数人で利用する方はWiFiレンタルの利用がオススメです。通信量や利用日数などに応じて、複数のプランから選べるため、海外旅行や出張の予定に合わせて、ムダなくサービスを使用できます。加えて、24時間のカスタマーサポートがついているサービスもあり、安心して使えるのも大きなメリットです。

 

また、SIMカードやeSIMと比べて通信をできるようにするための設定が圧倒時に簡単なのもWiFiレンタルの特徴のひとつです。せっかくの海外旅行で通信ができずに、初日からストレスを感じるといった事もなく、旅行を楽しむことができます。海外渡航経験が多くない方へはオススメの通信方法となります。

 

一方で、小型ではありますがレンタルWiFi自体を持ち運ぶ必要があることから、手荷物が増えるといったデメリットも挙げられます。

 

【WiFiレンタルがオススメの人】

  • グループや家族など、複数人でまとまって海外旅行に行く人
  • 何かを設定したりするのが苦手、インターネット接続の際に複雑な設定をしたくない人
  • 利用中のデバイス(スマートフォンやタブレット)と加えてWiFiを手持ちするのに抵抗がない人
  • 安心できるサポート体制が欲しい

 

WiFiレンタルサービスなら、海外200ヶ国以上対応・5Gやデータ容量無制限など豊富なプランがある「

 

SIMカード

SIMカードとは、スマートフォンで回線を使用するために必要なカードのことです。渡航先の海外で使用可能なSIMカードをスマホに挿すことで、インターネットを使用できます。

 

日本国内、もしくは現地の空港や街中の携帯ショップでも購入でき、スマートフォンのSIMカードを挿し替えてしまえば荷物にならないのが大きなメリットです。露店などでも購入できますが、高額で販売していたりする悪意ある業者もあるため、海外への渡航に慣れていない方は、日本国内で購入しておくなど、しっかりした店舗で購入することをオススメします。

 

デメリットは、物理的なカードの挿し替えとAPN設定が必要なことです。挿し替えるということは、帰国時に元の状態に戻す必要があり、再度挿し替え、設定をし直す必要があります。どうしても二度手間が発生してしまうのは大きなデメリットといえます。また、昨今のSIMカードは非常に小さいため、紛失リスクが高いこともデメリットとなるでしょう。他にも、SIMフリーに対応している機種が必要であることや、SIMカードの対応周波数とデバイスが対応する周波数の一致が必要になることも、ご購入前に理解しておく必要があるでしょう。

 

【SIMカードがオススメの人】

  • 自分のインターネット回線だけを用意できればよい
  • 手荷物を増やしたくない
  • SIMフリーのスマートフォンを使用している
  • スマートフォンなどのネットワーク設定に慣れている

 

eSIM

eSIMとは、回線を使用するのに必要なSIMカードが、スマートフォンに内蔵されているタイプのSIMのことです。物理的なSIMカードのようにカードの挿し替えをしなくても、通信環境を手に入れられます。

 

対応している端末さえ持っていれば、オンラインでの手続きのみで通信環境を手に入れられるところや、2回線以上を同時に端末に保有し、複数のネットワークを利用できるところは大きなメリットです。設定もSIMカードの挿し替えに比べると非常に簡単なもの(送られてくるQRコードを読み込むだけで設定完了するなど)が多く、利便性は高いです。

 

一方で、eSIM対応機種でないと使用できない・回線を契約する際はインターネットに繋がなければならない場合があるといったデメリットもあります。

 

【eSIMがおすすめの人】

  • eSIM対応のスマートフォンを使用している
  • 自分のスマートフォンを旅行中も使用したい
  • 複数ヶ国を行き来する
  • 手荷物を増やしたくない
  • 安心できるサポート体制が欲しい

 

eSIMなら海外180以上の国と地域で利用でき、日数や容量に応じて豊富なプランを持つ「World eSIM」がオススメです。

 

契約方法はシンプルで、インターネットでWorld eSIMを検索し、渡航先・容量別のプランを選択し契約するだけになります。難しい設定などもなく、契約後に送られてくるQRコードを対象の端末で読み込むだけです。アプリも用意されていて、アプリからの設定であればアクティベートボタンをタップするだけで設定完了となります。昨今増えつつあるeSIMのサービスの中でもシンプルかつ利用しやすい設計となっており、簡単にネットワークを開通させることができます。

 

運営会社である株式会社ビジョンは国内の東証プライム上場企業です。サポート体制も充実しており、24時間365日お問い合わせが可能となっています。

 

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか?

海外では、安易にフリーWiFiを使用すると、ハッキングやウィルス感染から情報漏洩・SNSの乗っ取りなどの被害にあう可能性があります。使用する際は、暗号化されたフリーWiFiのみを使うことやVPNを使用し通信の暗号化を行い、安全を確保することが何より大切です。無償でインターネットを提供するといった意味では、大変ありがたいサービスですが、安易に接続することがないようにしましょう。

 

また、フリーWiFi以外にも「WiFiレンタル」「SIMカード」「eSIM」といった方法で、インターネット環境を確保できます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自身の希望や状況に合わせ、満足できる方法を検討できるとよいでしょう。

 

普段からSNSやアプリを多用する私たちにとって、海外でのインターネットの通信手段は旅行を楽しむために、非常に重要なものです。安全面や利便性を考慮し、よりよい選択を心がけましょう。

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